東京アートビートというサイトを見ていてふと目に付いた、津田直さんの写真展「SMOKE LINE - 風の川を辿って」を見に資生堂ギャラリーへ。中国、モロッコ、モンゴルを旅して3年の歳月をかけて制作した作品とのこと。
あんまりに広くて静かで、寂しげに見えた風景も、見つめていると、じわじわと温かさが沁み入ってきた。
どこまでも続いていそうな草原に、近づいて見ると、ようやくそれととわかるくらいの大きさの木や小屋がちらほら。人や動物の姿は見えない。この草原にたった一人でいたとしたら...と想像してみた。あまりのだだっぴろさに「孤独すぎる!」と鳥肌がたったけど、「ああ、そう寂しくもないかも」とも思えた。
最後に、遠めからすべての写真を端からゆっくりと眺めて「SMOKE LINE - 風の川を辿って」というタイトルにふかーく納得。
帰りの電車の中で、もらってきたリーフレットを何度も取り出して見てしまったくらいだし、もう一度見に行ってみようと思う。
なんかすごく良さそうな写真展ですね。行ってみたいです。
ritsuさん:
風景だけでなく奥の小展示室には人の写真もありました。まだしばらくやってるようですし、よかったら行ってみてくださいね。